全くの“麻雀素人”から女流プロユニットに挑戦 プロ研究生・綾つかさ

 麻雀にまったく縁のない女の子が、いきなり麻雀界に飛び込んでくる時代がやって来た。女流プロによるアーティストグループ「More」に、昨年6月から研修生として入り、3月25日に正規メンバー入りした新人がいる。綾つかさだ。麻雀においてはプロ団体のひとつ、最高位戦日本プロ麻雀協会のテストを受け、現在は研究生の身だが、ひと足先にMoreの正式なメンバーとして活動を始めている。1年ほど前までは、まったく麻雀に縁がなかった女の子が、なぜ飛び込んできたのか。本人に理由を聞いた。

 おっとりした口調で話す綾に、勝負師の雰囲気はない。ただ、何かをしようとする決断は、あっさり過ぎると思えるくらいにスピーディーだった。地下アイドルとして活動後、撮影会などにも出演していた綾は、東京・秋葉原にあった「うさぎカフェ」で働いていた。「隣の店がMoreのみなさんがいらっしゃったところで。麻雀にはまるで興味がなかったんですが、きれいな女性がいっぱいいるんだなあと思っていました」と1年前の記憶を呼び起こした。働いていたカフェが閉店する際にオーナーから「隣のMoreで研修生を募集しているけれど、やってみないか」と誘われたという。「何もしなければ、次の日からニートだったんで(笑)それよりは新しいことを始めたいなという軽いノリでした」と、あっさり決めた。「麻雀ができなくてもいい、むしろ育てる枠だからと言われてもいたので。女流プロの方がいる環境で麻雀が教われるならいいかな」と、迷うこともなかった。

 More研修生生活初日、初めて麻雀牌を見て、触った。「本当にそれまでまったくやったことがなかったので。でも基本的なルールとかは、割とすぐに分かりました」とセンスを見せた。Moreの菊池伸城プロデューサーも「初日から平和(ピンフ)の意味が分かって、2日目には難しい清一色の待ち牌が分かっていました」と驚いた。徐々に麻雀を理解し始めた綾は「最初は外国に留学したような気分でしたけど、今は勝ち方のコツというか、相手の手を読むとか、そういうものにさしかかっている時期。本当に奥が深そうで、みんなみたいにできるかなと思うときもあります」と、無数に選択肢がある麻雀の魅力にはまりつつある。

 過去には俳優養成所にも所属し、今でも撮影会で人にカメラを向けられることもあってか、人前に出る素養と度胸はある。また、意地もある。「(先輩の)女流の方々は、打ち方もきれいだし、レベルの高い方々なんだというのは初心者の私でも分かります。Moreがすごい方がいっぱいいるグループなので、私が足を引っ張るというようなことになるのはイヤなんです。まだまだですけど、早くちゃんと麻雀が打てていると見てもらえるレベルになりたい」と力強く語った。

 これまでは、陰ながら努力を重ねた女流プロたちが、戦いを勝ち抜くことでようやく番組などの出演にたどりつき、注目を浴びてきた。ただ、今回の綾つかさのように、麻雀初心者がプロを目指し奮闘、成長していく姿を見るのも、麻雀ファンの新たな楽しみになるかもしれない。

(C)AbemaTV

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