麻雀番組の裏側 6台以上のカメラ 状況に合わせた絶妙スイッチング

 日本国内では約500万人いると言われる麻雀ファン。愛好家同士の対局から、アマチュアや学生の全国大会、芸能人の華麗な対局、最高峰の麻雀が見られるプロ団体のリーグ戦・タイトル戦まで、日々さまざまな対局が全国で行われています。中には会場で見学できる対局もありますが、今は多くの対局を放送でも楽しむことができるようになりました。そんな放送の現場では、どんなことが起きているのか。今回は、麻雀キャスターの目から見た番組の舞台裏を紹介したいと思います。

 対局の主役はもちろん対局者ですが、対局を盛り上げたり、分かりやすく伝えたりするのは解説者と司会者の仕事。解説は番組の仕上がりを大きく左右します。対局中にしゃべることのできない雀士たちに、代わって彼らの考えを視聴者に説明する仕事は、責任重大です。


 解説席は対局中の雀士に声が聞こえないよう、たいてい離れた場所に設けられています。そして解説が座る席の正面に必ずあるのが、映像モニター。多くのスタジオでは、各雀士の手牌の映像が人数分(4画面)、捨て牌を写す天井カメラの映像、放送中の画面、と全部で6画面がモニターに表示されています。この画面を見ながら、対局の状況を把握し、視聴者に伝えていきます。私が実況をするときは、番組の台本、ルールなどの資料、筆記用具、手作りの記録用紙、飲み物などが必須アイテムです。


 そして、その他すべてを支えているのが、現場スタッフたち。メイク、美術、カメラ、照明など、それぞれの持ち場でたくさんの方たちが忙しく働いています。中でも記録係、テロップ出しは麻雀番組ではとても重要。間違いがないように対局の進行の記録を取り、スコアの計算をして、視聴者にわかりやすいような画面表示を作ります。


 そしてもう一つ欠かせない存在が、スイッチャーです。聞き慣れないかもしれませんが、複数回っているカメラの中から、どのカメラが撮っている映像を放送するか、その場でスイッチ(切り替え)していくお仕事です。麻雀番組では、4人の手牌を撮るカメラ、ポン・カン・チーした牌を撮るカメラ、雀士の表情を追うカメラ、捨て牌を撮るカメラなどが常時設置されています。対局の進行や解説席の話の内容に合わせて、瞬時に視聴者が見たい画面を選び出す、とても集中力の要るポジションなのです。


 次に麻雀の対局番組を見る時には、こんな舞台裏も想像しながら楽しんでみてください。特に秋から冬にかけては各プロ団体のタイトル決勝戦シーズン。麻雀キャスターとして活動する私も、今年はどんなチャンピオンたちが生まれるのか今から胸を躍らせています。【麻雀キャスター・小林未沙】

(C)AbemaTV

▶10/14 麻雀最強戦「全国アマチュア最強位決定戦」の放送はこちら


▶10/14 女流の戦い「シンデレラリーグ」決勝の放送はこちら

続きを見る

0コメント

  • 1000 / 1000