ありがとう、東風荘! 元祖ネット麻雀サービス終了に麻雀プロ感謝「麻雀のセオリーが変わった」

 インターネット麻雀の元祖とも言える人気サービス「東風荘」が、2018年3月末でサービスを終了する。11月2日に公式サイト上で発表されると、ネット上でも多くのファンからサービス終了を惜しむ声が飛び交った。このニュースを聞いて、感慨にふけるプロ雀士がいた。プロ団体の1つ、最高位戦日本プロ麻雀協会の石橋伸洋(37)だ。「2000年ごろからやっていました。東風荘がなければ、僕はプロにはなっていません」と語る石橋に、その思いを聞いた。

 今やPC、スマホ、ゲームセンターと、あらゆるシーンでオンライン対戦が当たり前となった麻雀。ただ、東風荘がスタートした1997年には、本格的なネット麻雀としては唯一無二の存在だった。「当時はパソコンのモデムがピー、ガーって音がしていた時代です。第1、第2、第3東風荘というのがあって、1つに2000人ずついました。そこにログインするのも大変なぐらいで、ボタンを連打しないと入れなかったです」と、懐かしそうに振り返った。当時はダイヤルアップ接続の時代。通信料が定額となる深夜から早朝にかけては、常に“満卓”状態となる人気ぶりだった。


 当時、雀荘で卓を囲んでいた石橋にとって、東風荘との出会いは人生を変えた。「東風荘がきっかけで、プロの人と知り合って。その後、プロの勉強会にも参加するようになりました。そこに行ってなければ、プロにはなっていなかったと思います」。麻雀感も大きく変わった。「牌譜が見られるようになって、麻雀のレベルが一気に上がりました。データが出たのも東風荘のおかげ。これで麻雀のセオリーも変わりました」と説明した。牌効率などを重視するデジタル派の石橋にとっては、プロとして戦うスタイルを確立する出来事でもあった。


 ネット環境の発展により、どこでも気軽に楽しめるようになった麻雀。ネット麻雀は、若年層ファンを増やすことにも大きく貢献している。今流行している麻雀の各種サービスも、東風荘を手本に作り上げられた。サービス終了まであと5カ月足らず。当時を思い出しながら一局楽しむというのが、何よりの感謝なのかもしれない。

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