萩原聖人「麻雀を打っている時は“無”になれる」芸能界最強雀士が到達した境地

 多くの麻雀プロから一目置かれ、敬意を表される俳優、萩原聖人。「麻雀を打っている時は“無”になれる」と、明鏡止水の境地に達している。全身全霊をかけて挑む麻雀との向き合い方、そしてRTDに対する強い思いを語った。

 「トッププレイヤーたちが集まる長期リーグで戦うことは長年の夢だった」とは、芸能界最強雀士と目されている俳優・萩原聖人だ。サイバーエージェント藤田晋社長がRTDリーグを立ち上げてから「いつか呼ばれたらいいな」と正直思っていた。声をかけてもらったからには、自身の麻雀感をさらけ出し、その上で勝利をつかみ取る。それが呼ばれた意図であり“存在意義”と捉えている。


 萩原の麻雀感とは「アマチュアだからこそできることへのこだわり」だ。予選全27戦、全部面白い麻雀を見せたいと「全半荘完全燃焼」を目標に掲げ、自らプレッシャーをかけて挑む。「魅せる麻雀」も進化を求められるのは必至。だから結果よりも内容ではなく、内容よりも結果でもなく、結果も内容も全部にこだわる。それで最終的には視聴者におもしろいと思ってもらえるものを求めていく。それがRTDリーグという、選ばれた人しか出られないステージに対する萩原流の「礼」の尽くし方である。


 当然勝つことを目指していくわけだが、礼を尽くすため、負け方も大事に考えている。負けに価値はないという真逆の考え方もある中で、負けることは次のステージへのステップと位置づける。だから経験ではなく「経験値となる負け方」も求めていく。悔しいとか、ツイてなかったとか、力不足だったで終わらせるのではなく「せっかく負けたんだから、次どうすんだ」ということだ。そしてブレずに戦っていく覚悟もできてはいるが、仮にブレたとしても、次にブレないための修正点として確実に活かす。そんな「トライ&エラー」をも卓上で表現していくつもりだ。


 「いろんなものに出会ってきた中で、ずっと残ったのはなぜか麻雀だった」。打っているときは、昨日あったいいことも、明日起こりそうな悪いことも忘れられ、そのことだけに集中できる「無になれる時間」だという。


 「50歳になった時、魅力ある、色気ある、説得力のある不良でありたい」と、人生のビジョンも語ってくれた。そのために今できること、仕事も麻雀も、いいこところも悪いことも、どんな洗礼をも死ぬほど全部浴びる。「それは努力なのか、挑戦なのかはわからない。あくなき戦いなのかな」とあらゆる人に対してマジョリティを求めるのではなく、受け入れられない人たちをも取り込めるようにシンプルに生きていく。


 侍ジャパン同様、選ばれた人だけが居並ぶRTDリーグ。人間、萩原聖人というアイデンティティが礼のかぎりを尽くす。五十にして天命を知るために。【福山純生(雀聖アワー)】


◆萩原聖人(はぎわら・まさと)1971年、神奈川県生まれ、B型。アルファエージェンシー所属。俳優。雀士。麻雀番組「芸能界麻雀最強位決定戦 THEわれめDEポン 生スペシャル」では、われポンキングの異名を取り、優勝回数13回と歴代1位(2017年終了時)。「第1回麻雀大王位決定戦」等、メディア対局でも無類の強さを誇る。

(C)AbemaTV

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