振らずに勝つ白鳥翔の察知能力 麻雀・RTDリーグ予選で放銃率8.88%「相手の牌姿はかなり読めている」

 トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ 2018」の準決勝が、9月1日からスタートする。白鳥翔(連盟)の予選連対率は59.26%。その内訳はトップ7回、2着9回、3着6回、ラス5回だ。「予選はマイナスすることがなく順調に来られた」と、着順取りの名手は今年も健在だった。いよいよ準決勝に臨む白鳥は、RTDリーグ 2017決勝で惜敗したリベンジを胸に秘めている。

 特筆すべきは放銃率8.88%と、小林剛に次ぐリーグ2位の低さだ。「放銃率の低さは自分の売りであり、RTDリーグの中でも、相手の牌姿はかなり読めているほうだと思う」としながらも「最終節は前がかりになってしまって、自分らしくない放銃が何個もあったんですけど、それまでに貯金を作れていたので全体的には良かった」と振り返った。


 BLACK DIVISIONでは村上淳が自動降級、多井隆晴が入れ替え戦に回る。「2人とも団体を代表して出場しているプレッシャーがすごかったんだと思うんです。村上さんは現最高位で最高位戦を代表して出場しているわけだし、多井さんはRTD初代チャンピオンでRMU唯一の出場選手。僕の場合は、連盟の諸先輩たちも出場している中で、本当にノンプレッシャーでやれたところが勝敗を分けたのではないか」と分析する。


 何より最大の勝因は、コンディション調整にあった。「過去に自律神経系の病気になっていたことがあったので、その時の症状に近いものが出ている日は、ちょっとヤバイなという感じがするんです。自律神経は寝ている時ほど整えられるらしく、しっかり体を休めることが出来た日は、今日はやれると卓についた瞬間というか、朝起きた時からだいたいわかります」とコンディションを整えられたことがアドバンテージにつながったという。


 相手の研究のため対局映像も見直した。「やはりみんなそれぞれ“型”があるんです。その型を把握出来たことで、ポイントを持っている剛さんをうまく盾にして戦っていったところもありました」と振り返り、小林が同卓するときは一緒に軽めに打ち、小林がいないときは重めに打つといったように、対戦相手によって打ち方を変えていた。


 最終戦では新しい髪型で挑んだ白鳥だが、準決勝ではどんな髪型にするのだろうか。「予選最終戦は、前髪を上げたんですけど、これで勝てなかったんですよ。ただ僕はこういう場合、負けるとまた同じことをやりたくなってしまうんです(笑)。だからたぶん同じ髪型で対局します」。ちなみに髪色は、ゲームのキャラクターに出てくるような斬新な色が好きとのことだったが、金色は年相応ではないと感じ、青色にしたそうだ。


 準決勝への意気込みは「RTDに生き甲斐を感じているんで、準決勝や決勝に向けても予選と同じように万全を期していきます」と青色の髪の毛をかき上げた。【福山純生(雀聖アワー)】


◆白鳥翔(しらとり・しょう)1986年8月27日、東京都生まれ、A型。日本プロ麻雀連盟所属。第24、25期麻雀マスターズ。著書は「トッププロが教える 最強の麻雀押し引き理論」。異名は「麻雀ハイブリッド」。


【RTDリーグ 2018準決勝進出者の持ち越しポイント】

1位 小林剛(麻将連合)+630.3→315.2

2位 鈴木たろう(協会)+520.1→260.1

3位 勝又健志(連盟)+307.4→+153.7

4位 瀬戸熊直樹(連盟)+218.3→109.2

5位 佐々木寿人(連盟)+200.5→100.3

6位 白鳥翔(連盟)+161.7→80.9

7位 内川幸太郎(連盟)+54.1 →27.1

8位 猿川真寿(連盟)▲139.6→▲69.8


※連盟=日本プロ麻雀連盟、協会=日本プロ麻雀協会


◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを半分持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。

(C)AbemaTV

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