麻雀・RTDリーグ予選レコード+630.3を記録 小林剛の「アガリ率を高く、放縦率が低いこと」の目指し方

 トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ 2018」の準決勝が、9月1日からスタートする。小林剛(麻将連合)が目指す戦い方は「アガリ率が高く、放銃率が低い」こと。人より圧倒的にアガれば、振り込み率も減り、その差し引きとして点数が残るという考えだ。予選開幕からスタートダッシュに成功した今期のRTDリーグ 2018では、この戦い方を徹底することで相手のチャンスをことごとく潰し、BLACK DIVISIONで予選レコードとなる+630.3を積み上げ、両リーグトップ通過で準決勝進出を決めた。8月7日に行われた「Mリーグ」のドラフト会議でも、U-NEXT Piratesから堂々の1位指名を受けたのは、この数字の影響もあるかもしれない。

 予選ではトップ12回、2着7回、3着4回、ラス4回。連対率70.37%と驚異の成績を残した。「明らかにいい偶然が重なり、出来過ぎでしたね。もっと悪い偶然が重なるケースって多いんですけどね。軽く仕掛けて交わしにいったらリーチに捕まってみたいな。今年は本当リーチに捕まらず、うまくかわせたことが多かったですね」。


 確かにアガリ率23.90%、放銃率7.14%というリーグトップの数字は、まさに理想の戦い方が出来たことを証明している。選択を成功し続けるためには何か秘訣があるのだろうか。「RTD出場3年目となりますが、最初の頃は、他の選手の押しっぷりと打点の高さに面食らい、驚いていました。今はその戸惑いもなくなり、最適バランスが身についてきたのかもしれません」と自己分析している。


 小林が言う“最適バランス”とは、手詰らないでアガリに向かうことを指している。「この捨て牌だったらこのぐらいまでは押せるとか、この手牌だったら役牌から先に切っても大丈夫とか、そういうバランスが初出場の頃よりは、自信を持って出来るようになってきたと思います」と危険牌や役牌を先切りするタイミングを勝因のひとつに挙げた。


 所属する麻将連合では、一発裏ドラなしでノーテン罰符もないルールを採用している。「ノーテン罰符がないというのは、いかにギリギリまで前に出てダメとなったらやめるかの勝負。どこまで頑張れるのかという点では、RTDルールにも通じるところがあるかもしれません。リーグ戦の押し引き同様、いいバランスで出来ている」と自団体のルールもうまく作用しているようだ。


 昨年も決勝進出を果たしたが、4位に終わっている。「いい勝負をしただけではいけないので、そろそろ勝たなきゃいけない」と口を真一文字に結んだ。【福山純生(雀聖アワー)】


◆小林剛(こばやし・ごう)1976年2月12日、東京都生まれ、AB型。麻将連合μ所属。第3回野口恭一郎賞、第3、7、9期将王、第1、2期天鳳名人戦。著書は「スーパーデジタル麻雀」「麻雀技術の教科書」(井出洋介と共著)。異名は「スーパーデジタル」。


【RTDリーグ 2018準決勝進出者の持ち越しポイント】

1位 小林剛(麻将連合)+630.3→315.2

2位 鈴木たろう(協会)+520.1→260.1

3位 勝又健志(連盟)+307.4→+153.7

4位 瀬戸熊直樹(連盟)+218.3→109.2

5位 佐々木寿人(連盟)+200.5→100.3

6位 白鳥翔(連盟)+161.7→80.9

7位 内川幸太郎(連盟)+54.1 →27.1

8位 猿川真寿(連盟)▲139.6→▲69.8


※連盟=日本プロ麻雀連盟、協会=日本プロ麻雀協会


◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを半分持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。

(C)AbemaTV

▶9/1(土)15:00~ RTDリーグ 2018 SEMIFINAL 開幕戦

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