運命のドラフトは「指名はないと家で娘の子守り」滝沢和典、復活の狼煙/麻雀Mリーグ

 あの男が大舞台に帰ってくる。10月1日から始まる麻雀プロリーグ「Mリーグ」。EX風林火山から2位指名を受けたのは、滝沢和典(連盟)だ。イケメン人気雀士も、一時の大不振から表舞台に出る機会がめっきり減っていたが、今回の指名が復活の狼煙を上げる機会となった。「自分は選ばれないだろうから、自宅で娘の子守りをしていたんですけどね」と笑う滝沢が、苦しんだ末に掴んだ本来の自分で、堂々と卓につく。

 指名が予想されるプロ雀士が、ドラフト会場で緊張の瞬間を待つ中、滝沢はその様子を自宅で傍観していた。「もともとドラフト会議の前から、誰が選ばれそうか話題にはなっていたんですけどね。今が旬の人を上から並べていったら、どう考えても自分は入らないと思っていましたから」と、担当者に確認の上、自宅で見守ることにした。ところが自らの予想を裏切る形での2位指名。「一瞬、わけが分からなくて、ふわーってなりましたね。すぐに知り合いから連絡がバンバン入ってきて。放送見ていたら、呼ばれた選手がステージの方に向かうじゃないですか。僕以外、全員いたので焦りましたね」と笑った。


 現状を冷静に判断して、自分を「指名漏れ」と予想するだけの苦悩があった。端正なルックスと勝負強さから、押しも押されもせぬ人気雀士の1人だったが「2年ぐらい、病的におかしくなった」と、大スランプに陥った。「マイナスがマイナスを呼んでいるような、やっていて不安感がずっとあるような。打っていて、悪い方向に目が出た場合のことばかり考えるようになってしまったんですよね。それで実際に明らかなミスが3回ぐらいはありました」と、完全に自分を見失っていた。だが、ようやく調子を取り戻し、今では「明らかに調子が上がっていますね。自分が一番波に乗っていた時期に似ています」と、最強バージョンにまで近づいているという。


 チームメイトは二階堂亜樹、勝又健志と、勝手知ったる連盟の選手たち。滝沢の真の強さも、スランプからの脱出も説明する必要すらない。「2人は心配ないですからね。足を引っ張らないように気をつけます」と語るが、チームを引っ張る存在になっても何ら不思議はない。ドラフト当日に子守りをした娘とは、その1週間前にEX風林火山を持つテレビ朝日のイベントに行っていた。「ドラえもんのイベントなんですけどね。そういえばテレビ朝日も7チームの中に入っていたな、というのを思いながら家に帰った覚えがありますね」。父の活躍ぶりは、娘にとって国民的アニメのように、きっと輝いて見える。


◆滝沢和典(たきざわ・かずのり)1979年12月6日、新潟県生まれ。B型。日本プロ麻雀連盟所属。主な獲得タイトルは第32、33期王位戦、第2回モンド王座、第13回モンド杯、第4回野口恭一郎賞、第1回麻雀トライアスロン他。著書は「滝沢和典の麻雀読みの公式」他。異名は「麻雀バガボンド」。

(C)AbemaTV

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