最後に出てきた千両役者 21人目の戦士・近藤誠一がリーグ初1日2勝/麻雀・大和証券Mリーグ

 千両役者が最後にやってきた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」10月11日の1、2回戦が行われ、7チーム計21選手で最後に登場したセガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)が、リーグ初となる2戦2勝を飾った。1回戦に勝負どころの親番で会心のアガリを見せ、初出場初トップを飾ると、続く2回戦では前半に大きく離されたものの、後半に猛追し逆転。1人で136.6ポイントを稼ぎ出し、チームが抱えていたマイナスポイントを、ほぼ1日で弾き飛ばした。

 21人目ラストの登場を飾った55歳のベテラン雀士の、まさに一人舞台だった。「信じられないくらい緊張しました。ある程度は緊張すると思っていましたが、その想像をはるかに超えていました」と言いつつも、卓を支配した。最初の大きな見せ場は1回戦の東3局1本場。チャンス手が入ると、村上のリーチが入った状況で、いきなりドラを叩き切った。「一発でロンと言われると結構な支払いになるのは仕方ない。覚悟を決めて、自分の手は絶対に崩さないという気持ちで打ちました」と、勝負どころを完全に見極めた。近藤の気迫に押されるように、まだ2シャンテンだったものが、わずか2巡でテンパイに。即座にリーチをかけると、先制リーチをかけていた村上から一発で直撃。リーチ・一発・タンヤオ・ピンフ・ドラの1万2000点(+300点)をもぎ取り、その勢いのままトップを取った。


 1回戦が前半での先行逃げ切りなら、2回戦は後半のマクリだ。南場突入時のトップ目は5万2100点持っていた二階堂。近藤は2万5900点と3万点近く離されていた。それでも「うまく2着が取れればという感じ」と落ち着いて打ち回すと、またもチャンス到来。南1局にリーチ・一発・ツモ・ピンフ・三色の1万2000点をアガり二階堂に急接近。さらに親番の南3局に混老頭・七対子の9600点を、二階堂から直撃し、ついに逆転した。最後はラス親だった萩原に1万8000点のアガリで追われ「やられたと思いました」と冷や汗もかいたが、最後は逃げ切り勝ち。勝利者インタビューでも「最高です」と満面の笑みだった。


 これでチームはマイナスポイントをほぼ返済。リーグ順位も6位から4位に浮上し、開幕から抱えていた嫌なムードを一気に吹き飛ばした。「みなさん本当にありがとうございました。これからも頑張ります」。55歳のベテランサウスポーは、これからも役者のごとく、何度もファンの心を痺れさせる。


【1回戦結果】

1着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)5万5500点/+75.5

2着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)2万5900点/+5.9

3着 EX風林火山・勝又健志(連盟)1万1400点/▲28.6

4着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)7200点/▲52.8


【2回戦結果】

1着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)4万1100点/+61.1

2着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)3万2100点/+12.1

3着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)2万9500点/▲10.5

4着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)-2700点/▲62.7


【10月11日終了時点での成績】

1位 渋谷ABEMAS +340.5(8/80)

2位 赤坂ドリブンズ +150.0(8/80)

3位 U-NEXT Pirates +9.1(10/80)

4位 セガサミーフェニックス ▲6.1(6/80)

5位 EX風林火山 ▲99.0(6/80)

6位 TEAM雷電 ▲177.3(8/80)

7位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲217.2(10/80)


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。

(C)AbemaTV

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