二階堂亜樹、個人スコア2位 好調維持のきっかけは「トップを逃したあの一打」/麻雀・大和証券Mリーグ

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」のパブリックビューイングチケットが10月に引き続き11月も完売した。映画さながらの巨大スクリーンでMリーガーによる生解説と共に対局を観戦できるこのイベントでは、試合終了後、当日出場した選手が駆けつけるファンミーティングイベントも開催され「麻雀をわいわい見る」新しい楽しみ方が定着しつつある。

 1999年に日本プロ麻雀連盟に入門。美人姉妹ということもあり、デビュー当時から数多くのテレビ対局に出演し、注目を浴びてきたEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)は、パブリックビューイング会場で初めて“観客”と対面した折「自分の対局で人の喜怒哀楽がここまではっきり出るんだ」と身が引き締まる思いを抱いた。


 これまでにも応援してくれるファンと実際に会うことも多かった二階堂だが「今までは自分ありきで、自分が打った結果に対して自分が納得して、かつそれを周りに受け止めてもらう感じだったんですけど、あの日は自分がミスしたところもあって、こんなに応援してくれているのに、なんで私ミスっちゃったんだろうと、嬉しい気持ちと悲しい残念な気持ちがより倍増している感覚になりました」と振り返った。

 二階堂が言う“あの日”とは、パブリックビューイング初日となった10月11日の第2戦、4万9100点持ちのトップ目から、親番のセガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)に混老頭・七対子の9600点を放銃し、最終的には3着まで後退してしまった局のことを指している。「私はトップ目で456の三色が見えている手牌で8筒切るか4索切るかという場面。今でも2日に1回はあのシーンが頭によぎるんです」と8筒を切らずに4索を切っていれば自身のアガリがあっただけに、悔しい思いがことあるごとに去来するという。「はっきり言ってマイナスイメージなんですけど、あの牌姿は常に頭から離れないんですよね」と、自分への戒めとして胸に刻み込んだ。


 二階堂はこの悔しさを糧に6戦目に初トップを奪取。さらに所属チームのスポンサー、テレビ朝日の創立記念日となる11月1日をトップで祝い、そこからMリーグ初となる3連勝。ここまで11戦中4勝ラス無しで個人スコア2位、チーム総合2位の立役者となっている。

 麻雀対局のプロスポーツ化、そしてオリンピック競技の正式種目採用を目指すにあたって、観客の存在は必須。「この先も似たようなケースは必ず訪れる。その時にいろいろ出てくる選択で、なるべく後悔しないように打ちたい」と自分の選択で喜ぶ観客を思い描き、麻雀がオリンピック競技となる未来に向かって、二階堂は選択を繰り返していく。【福山純生(雀聖アワー)】


◆二階堂亜樹(にかいどう・あき)1981年11月15日、神奈川県生まれ。O型。日本プロ麻雀連盟所属。主な獲得タイトルは第3期プロクイーン、第3回モンド21王座決定戦、第2、3期女流桜花、麻雀最強戦2014女流プロ代表決定戦他。著書は「二階堂亜樹の勝てる麻雀の基本」「明日は、今日より強くなる 女流雀士二階堂姉妹の流儀」(二階堂瑠美プロとの共著)他。愛称は「卓上の舞姫」。


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。

(C)AbemaTV


▶11/11(日)22:00~ 熱闘!Mリーグ#6

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