強い鈴木たろうが帰ってきた! ゼウスの「神頼み」実り10月5日以来の2勝目/麻雀・大和証券Mリーグ

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」11月15日の1回戦で、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)が自身2勝目となるトップを獲得した。1カ月以上もトップがなく不調に陥っていた鈴木だったが、チームの温かいサポート、そして神社に参拝するという「神頼み」の効果もあり、ついに長いトンネルを抜けた。

 対局者は起家からTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)、U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)。僅差で首位を争う渋谷ABEMASとU-NEXT Piratesの直接対決となった。

 10月5日の初勝利以来、7戦してトップなし、ラスが5回と極度の不振に陥っていた鈴木。10月6日に行われたRTDリーグ2018の準決勝3日目には、発生確率0.0018%の非常に珍しい役満・清老頭をアガったことで「このツキが終わるのが怖い」と反動を危惧しており、結果的にその不安はMリーグという大舞台で的中することになってしまった。

 鈴木は東1局1本場でリーチをかけたものの、直後に白鳥の狙いすました追っかけリーチを浴びてリーチ・一発・タンヤオ・ピンフ・イーペーコー・ドラ・赤の1万2000点(+300点、供託1000点)を放銃。この序盤での出遅れには「正直、またか、と。ラスで控室に帰るの、めちゃくちゃ嫌だな」とやるせない気持ちになっていたという。親番の東2局では、7巡目に絶好の3面待ちでリーチをかけながら「たぶんアガれないんだろうな」と考えてしまうほどネガティブになっていた鈴木だったが、ここであっさりと高目をツモ。リーチ・ツモ・ピンフ・イーペーコー・ドラ2の1万8000点で落ち着きを取り戻した。


 この日の中継で解説を務めていたEX風林火山・勝又健志(連盟)が「一番の決め手になった」と振り返ったのは東4局。鈴木はドラの白が配牌で暗刻のチャンス手から、仕掛けを駆使して最速でテンパイ。その後、他家も追いついて4人全員がテンパイという状況で見事にツモアガリを決め、白・ドラ3の8000点でトップ目に立った。さらに南2局1本場の親番では、勝又が「鈴木選手の技術が出た」と解説するように、テンパイ後にじっくりと好形への変化を待ってリーチをかけたことが功を奏して、石橋からの直撃で1万2000点(+300点)を加点。ここで築いた大きなリードを最後まで守り切り、鈴木本人はもちろん、チームもファンも待ち望んでいた2度目のトップに輝いた。


 試合後のインタビューでは「嬉しい気持ちしかないです」と喜びを語った鈴木。「いろんな人が心配してくれて……。今日もチームのフロントの人が焼肉弁当をまず買ってきてくれて、来る直前にはチームメイトの(園田)賢がユンケルを買ってきてくれて、みんなが気を使ってくれるんですよ。温かいなと思いました」と自身の不振を気にかけてくれた周囲のサポートに感謝していた。

 リポーターの松本圭世から「ゼウスと呼ばれているにも関わらず、神社に神頼みに行ったとお聞きしましたが」と話を振られると、「誰が言ったんですか? 内緒にしてたんですよ」と苦笑しながらも、「麻雀の選択には影響しませんけど、気持ち的にそれで落ち着くなら」と参拝の意図を明かしていた。赤坂ドリブンズのチームメイトである村上淳(最高位戦)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)と、デジタル派雀士のユニット「オカルトバスターズ」を組んでいた鈴木の、意外すぎる神頼み。Mリーグという舞台にかける意気込みの大きさが、あらためて伝わってくるエピソードだった。


【1回戦結果】

1着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)4万7000点/+67.0

2着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)3万4200点/+14.2

3着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)1万8600点/▲21.4

4着 U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)200点/▲59.8


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。

(C)AbemaTV


▶【見逃し視聴】大和証券 Mリーグ ドリブンズ・鈴木vsABEMAS・白鳥vs雷電・瀬戸熊vsPirates・石橋

続きを見る

0コメント

  • 1000 / 1000