進化する麻雀対局 麻雀プロリーグ「Mリーグ」実況生中継のバックヤード

 平成ラストイヤーとなる2018年10月1日。麻雀のプロスポーツ化、そしてオリンピック競技の正式種目を目指すべく「大和証券Mリーグ2018」は開幕した。

 10月開催にはプロ野球レギュラーシーズン後に代わる「冬の娯楽」として、新たな麻雀ファンを獲得したい想いが込められていた。そのためにはプロ野球中継のように誰もが楽しめるわかりやすさとインパクトが求められる。実際「Mリーグ」のバックヤードには、麻雀を競技スポーツとして、スケール感のある映像で実況生中継するための様々な創意工夫があった。


 試合はすべて専用スタジオ「Mリーグスタジオ」で行われている。番組のオープニング映像に登場する天空スタジアムを意識したスタジオ内には、真っ白な卓が鎮座する。これはMリーグ専用の特注品で、椅子やサイドテーブルも機能的でスタイリッシュなものをセレクトし、重厚な空間に浮かび上がるようセットされている。スタジオは約170平方メートルと奥行きがあるので、相撲の花道やプロレスの入場シーンさながらに選手たちは卓に向かう。

 カメラは全10台。天井から麻雀卓を映し出すカメラ1台、4選手の手牌と各表情を映し出すカメラ8台、さらにスタジオ内の雰囲気を伝えたり、勝利者インタビュー時に使用されたりするクレーンカメラが1台ある。生放送の情報番組で使用するカメラは通常4~5台なので倍の台数だ。

 選手の得点状況やリーチといった試合情報を瞬時にわかりやすく伝えるテロップもリアルタイムに更新。試合直後に放映されるハイライト映像を中継と同時に編集できる最新機材も完備し、プロ野球中継で言えば、1球ごとにカウントを表示したり、ホームランシーンやファインプレーをリプレイしたりする環境と同じだ。

 

 さらにワイプ映像を使い、選手を見守る監督やチームメイトの表情、パブリックビューイングで応援する観客の様子を映し出す演出も見られる。


 そしてメジャーリーグ球団を意識したロッカールームはチームごとに4つあり、麻雀卓をイメージしたテーブル、モニターやホワイトボードも完備され、様々な角度から選手たちが試合に集中できるよう配慮されている。


 TEAM雷電に所属する黒沢咲(連盟)も「ものすごい設備とスタッフの数。オープニングの曲もCGグラフィックも画期的でメジャースポーツと同じような環境」と意気に感じている。


 日本で初めて麻雀対局を実況生中継したのは1995年に始まったフジテレビの麻雀バラエティ番組「THEわれめDEポン」。各麻雀プロ団体のタイトル戦決勝が対局会場でしか観戦できなかった時代から考えれば、約四半世紀の時を経て麻雀対局実況生中継は目覚しい進化を遂げた。

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」は毎週月・火・木・金の週4日、午後7時から、インターネットテレビ局「AbemaTV」で全試合生中継されている。プロ野球がシーズンオフとなったこの時期、新たなスポーツ観戦として、ビール片手にご覧になってみてはいかがだろうか。【福山純生(雀聖アワー)】

(C)AbemaTV


▶11/18(日)22:00~ 熱闘!Mリーグ

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