Mリーマン園田のプレミアムフライデー 妙手連発でチーム&個人首位がっちり/麻雀・大和証券Mリーグ

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」11月30日の2回戦で、個人スコアで首位を走る赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)が自身5勝目となるトップを獲得した。全21人中唯一、Mリーガーとサラリーマンを掛け持ちする“Mリーマン”園田の活躍で、赤坂ドリブンズがEX風林火山をかわして首位に浮上した。

 対局者は起家からTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)。佐々木のみ1回戦からの連投となった。


 “魔法”と称される鳴きが武器の園田。しかしプレミアムフライデーのこの夜は、メンゼンで妙手を連発して麻雀ファンを唸らせた。


 東1局、いきなり園田に見せ場が訪れた。5巡目に二階堂の3索待ちリーチがかかる中、園田はまっすぐに打てば3索が浮いてしまうイーシャンテン。ここで園田は筒子のイーペーコーを否定する打2筒を選択。ここから比較的安全な筒子のメンツを払っていくと、みるみるうちに手が高い方へと伸びていった。11巡目にタンヤオ・ピンフ・三色のテンパイを作り上げてリーチをかけると、直後に二階堂が高目を一発で放銃。リーチ・一発・タンヤオ・平和・三色同順・赤の1万2000点(供託1000点)で、花金にふさわしいド派手な開幕アガリを決めた。

 解説を務めた渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)が「見事な手順でした。しっかりとメンタンピン以上を見据えての手組みだったからこそ、今のアガリがありましたね」と感嘆した園田の打ち回し。この手順について、本人は「押し返したらスーッと牌が来てくれました。ツイてましたね」と謙遜したが、2筒切りの時点で並の雀士には真似できない打ち筋であることは一目瞭然。視聴者からも「園田なんて奴だ」「すげーわ、この手順」「うますぎる」「これはマジカル」といった絶賛のコメントが殺到していた。


 2着目で迎えた親番の南3局では筒子が11種、さらにドラの1筒が2枚の“お化け配牌”を手にした園田。しかしそこからまったく筒子を引けず、鳴けもしないという予想外の展開に。「僕らしい麻雀の見せどころで全部鳴いてやるつもりだったのに、何も出なくて最悪だと思っていました」と苦笑交じりに振り返ったこの局で、終盤にようやくテンパイに漕ぎ着けた園田は、イーペーコーとの天秤で七対子を選択。そして最後のツモで生牌の南に待ちを変更すると、海底牌でテンパイした二階堂から南がこぼれ、七対子・河底・ドラ2で1万2000点を加点。ここまでラスのなかった鉄壁の二階堂から半荘で3度も直撃を奪うという“魔法”を炸裂させた。


 オーラスの南4局3本場では佐々木に放銃してしまったものの、2着の瀬戸熊からわずか300点差で逃げ切った園田。自身5勝目で個人スコアの首位をがっちりとキープしたが、本人は柔和な笑顔で「ツイてますね」と謙虚にコメント。「すごく嬉しいんですけど、やっぱりチームなので。チームの40戦の中でツイている回がたまたま僕に来ているだけで、特に個人としてどうこうという感じではないですね」と、あくまでも赤坂ドリブンズあっての園田賢、というスタンスを強調していた。


 先日行われた所属団体の最高峰タイトル、最高位決定戦ではセガサミーフェニックスの近藤誠一(最高位戦)にわずかに及ばず2位となった園田だが、Mリーグでは個人で首位、チームも首位とまさに順風満帆。インタビューの最後には、リポーターの松本圭世の「サラリーマンの皆さんにも一言!」という無茶振りに応じて「1週間お疲れ様でした。土日しっかり休んで、また来週に備えましょう!」と変わったコメントを発する一幕も。等身大のヒーロー“Mリーマン”園田の大活躍に、サラリーマンの麻雀ファンは胸を熱くしているはずだ。


【2回戦結果】

1着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)3万2100点/+52.1

2着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)3万1800点/+11.8

3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)1万9700点/▲20.3

4着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)1万6400点/▲43.6


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

【11月30日終了時点での成績】

1位 赤坂ドリブンズ +180.4(42/80)

2位 EX風林火山 +150.5(42/80)

3位 渋谷ABEMAS +74.5(40/80)

4位 TEAM雷電 +38.4(40/80)

5位 U-NEXT Pirates ▲49.5(42/80)

6位 セガサミーフェニックス ▲55.9(38/80)

7位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲338.4(44/80)


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。

(C)AbemaTV


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