これぞ“リアルアカギ”萩原聖人、激動の2018年をトップ締め!オーラス好配牌は「ファンからのご褒美」/麻雀・大和証券Mリーグ

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」12月20日の1回戦で、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)が4勝目を挙げた。12月は5戦3勝2着1回と一時期の不調を完全に乗り越えて、自身にとっての2018年最終戦を見事にトップで締めくくった。

 対局者は起家からU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)。この日はパブリックビューイング開催日、さらに4位のTEAM雷電、5位のU-NEXT Pirates、7位のKONAMI麻雀格闘倶楽部の3チームにとっては2018年の最終対局日となるだけに、いつも以上に選手たちの表情に闘志がみなぎる中での一戦となった。

 萩原にとって、2018年は激動の1年となった。Mリーグの発足に伴って7月21日にプロ雀士になることを宣言し、日本プロ麻雀連盟に入会。多忙を極める俳優業のかたわら、本人が「二足の革靴」と表現するように、芝居と麻雀のどちらにも全力で取り組むことを誓った。8月7日に行われたドラフト会議ではTEAM雷電が1位指名。圧倒的な知名度と類まれな雀力で、スター選手としてMリーグを牽引していくことが期待されていた。

 しかしプロの世界は甘くない。10月にMリーグデビューを飾った萩原だったが、初勝利までに5戦を要し、さらにその後は50日間に渡ってトップから見放されてしまう。マイナスポイントが重なり、いつしか個人成績は最下位が定位置に。超一流のプロたちがしのぎを削る最高峰の舞台でのチーム戦という環境に、「背負っているものの大きさがこれまでと違いすぎる。プロって本当に大変だなと痛感しました」とアマチュア時代には感じたことのない重圧があったことを認めた。


 それでも決して負けっぱなしでは終わらないのがスター選手たる所以だ。12月7日の2勝目をきっかけに復調を果たし、14日には激戦を制して3勝目。覚醒の12月を勝利で終えるべく挑んだ年内最後の一戦では、自身が声優を務める「アカギ」の主人公・赤木しげるもかくやという見事な闘牌を披露した。


 最初の見せ場は親番の東2局。3巡目に4索を引くと、萩原は対子になっていた6索を打ってシャンポンの受けを消した。この一打に視聴者から疑問の声が上がる中、解説を務めた渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)は「ここで6索を切っておくとソウズ待ちでテンパイしたときに有効です」と説明。この解説通り、8巡目に5・8索待ちのリーチをかけた萩原に対して、小林が小考の末に8索を放銃してリーチ・一発・ドラ3で1万2000点(供託1000点)。「萩原の6索が生きましたね。非効率だと思う人もいると思いますが、デジタル派にはあれが効くんですよ」と多井が語ったように、スーパーデジタルな雀風で知られる小林を意識した萩原の狙い通りの一局となった。


 他家のツモアガリで点棒を減らし、ラス目で迎えた南1局1本場。萩原は仕掛けを駆使して中・ドラ・赤の4・7索待ちテンパイとするも、小林と茅森に押し返されて「待ちはいいと思っていたんですが、疑問が沸いてきた」と絶好の両面待ちを手放してしまう。しかしここからが逆境に強い萩原の真骨頂だった。四万を暗カンすると、単騎待ちになっていた5索が新ドラになり打点が満貫にアップ。親番の小林が萩原と茅森への警戒のあまりアガリを逃す中、最終盤に中・ドラ3・赤の8000点(+300点、供託1000点)を気迫のツモ。試合後、萩原本人は「偶然が味方してくれました」と振り返ったが、驚異的な粘り腰からの満貫にパブリックビューイング会場は大盛り上がり。視聴者からも「これはリアルアカギ」「マジで今のはアカギだわ」といった声が無数に寄せられた。

 僅差の2着目で迎えたオーラスでは、9枚のマンズがまとまった絶好の配牌を手にした萩原。「なにがなんでもトップを取るつもりでした」と一直線にホンイツを狙い、南をポンしてマンズの5面待ちという圧倒的優位な状況を作り上げた。親番の茅森のリーチも意に介さずに強気に攻め続け、最後は広い待ちの中で唯一の満貫となる赤牌の五万をツモって勝負あり。南・ホンイツ・赤の8000点(供託1000点)で鮮やかな逆転トップを手にした。


 オーラスの好配牌について、「ファンの皆さんが送り込んでくれたご褒美だと思っています」と力を込めて感謝の言葉を口にした萩原。インタビューの最後には来年の戦いに向けて「2019年の雷電の麻雀も面白いんです!」とおなじみのフレーズを披露し、視聴者を大いに沸かせていた。ファンを虜にする“魅せる麻雀”を実践し、節目の試合で完全復活を遂げた萩原。2019年もこの男から目が離せない。


【1回戦結果】

1着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)3万6100点/+56.1

2着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)2万5300点/+5.3

3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)2万1400点/▲18.6

4着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)1万7200点/▲42.8


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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