「もうほとんど終わっている人でしたからね」滝沢和典 華麗なる復活劇で一時個人トップに/麻雀・大和証券Mリーグ

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」1月15日の1回戦では、EX風林火山・滝沢和典(連盟)が連勝で自身7勝目、チーム16勝目を挙げ、首位をがっちりキープした。

 対局者は起家から赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)、EX風林火山・滝沢和典(連盟)、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)。


 南3局、親番・滝沢の配牌には赤牌2枚とドラ9索があったが、メンツはひとつも無かった。園田が第一打に切った南をポンして役を完成させると、赤牌2枚とドラ1枚を使い切る手組みに構え、8巡目にカン8索待ちでテンパイ。11巡目に園田からリーチ、朝倉からも仕掛けが入る中、12巡目に8索をツモり、南・赤2・ドラで1万2000点(+供託1000点)をアガってトップ目に立った。


 さらに続く1本場、5巡目に役なしテンパイが入るもテンパイ取らず。10巡目に構想通りタンヤオ・平和でテンパイするもヤミテンに構え、タンヤオ・平和・ドラ・赤2を近藤のリーチ宣言牌で打ち取り1万2000点(+300点)を加点した。

 これが決定打となり、出場した全23試合中トップ7回、2着5回、3着9回、ラス2回と抜群のラス回避率で、1回戦終了時点で個人スコア首位に躍り出た。「まさかね。ほとんどもう終わっている人でしたからね。Mリーグが始まる前は」とはにかんだ。視聴者からも「越後の誇り」「覚醒したよ、タッキーは」「タッキー強すぎ」「心なしか顔がりりしく見える」「タッキー最近Mリーグ負ける気がしない」と喝采された。


 19歳で麻雀プロ入りし、王位戦2連覇をはじめ数々のタイトルを獲得。美しい牌さばきと華麗な麻雀で、麻雀ファンだけでなく後輩プロ達からもお手本とされてきた。しかし近年「1回、麻雀を辞めようかな」と思い詰めるほどのスランプに陥っていた。しかし「頭で打つのではなく、体全体で伸び伸び打てるよう、もっともっと体に叩き込んでいこう」と1日10時間の稽古を1年以上みっちり積んでいた。


 努力は人を裏切らない。どん底を味わったがゆえ、Mリーグドラフト会議では「指名はない」と会場に行くことすらしなかった男は「慢心せずに頑張っていきたい」と謙虚に愚直にさらなる高みを見据え、今や2000人を超えるプロから選ばれし21人の中で頂点を争っている。【福山純生(雀聖アワー)】

【1回戦結果】


1着 EX風林火山・滝沢和典(連盟)4万5300点/+65.3

2着 U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)2万3800点/+3.8

3着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)1万9800点/▲20.2

4着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)1万1100点/▲48.9


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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