若武者・松本の勢いが止まらない! 怒涛の追い上げで病欠のエース・多井に勝利を捧げる/麻雀・大和証券Mリーグ

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」1月17日の1回戦で、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)が自身7勝目、チーム18勝目のトップを獲得。エースの多井隆晴(RMU)がインフルエンザで病欠する中、ファイナルシリーズ進出を争う渋谷ABEMASに貴重な勝利をもたらした。

 対局者は起家から渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、EX風林火山・滝沢和典(連盟)。


 チームメイトの多井から「麻雀界の未来を背負う男」と期待される26歳の若武者が、この日も躍動した。最初の見せ場は東2局。親番の高宮に赤ドラを含んだ仕掛けが入る中、ドラを3枚抱えた松本は終局間近の16巡目に果敢にリーチ。すると満貫手をテンパイしていた高宮から一発で放銃を引き出し、リーチ・一発・ドラ3・赤で1万2000点をゲット。自身2連勝、チーム3連勝に向けて幸先のいいスタートを切った。


 中盤は我慢の展開が続いた松本だったが、トップ目の萩原と9300点差の3着目で迎えた南3局1本場から怒涛の追い上げを見せた。苦しいペンチャンの7索を引いて5巡目にいち早くテンパイを果たすと、6・9筒の両面待ちで迷うことなくリーチを宣言。若々しく力強い松本の麻雀に、この日の中継でMリーグ初解説を務めた土田浩翔(最高位戦)からは「26歳、いいなあ!」と羨むような発言も飛び出した。そんな松本の勢いに飲み込まれるように、滝沢が手の中から6筒を切って放銃。リーチ・平和・赤・裏の8000点(+300点)で、萩原と1000点差の2着目に浮上した。

 松本と萩原、アガった方がトップという状況で迎えたオーラス。2巡目にダブ南を対子にした松本は、6巡目に他家に先んじてイーシャンテン。南を切ってタンヤオ系に移行する手もあったが、六万が2度受けになるマンズの両面を外してポンからのテンパイを狙う。「南がかなり深くて、いないんじゃないかと思いました」と振り返りながらも終盤に南をポンしてテンパイを果たすと、ほぼ同時に萩原にも平和のテンパイが入り、トップを争う2人の直接対決に。ラス目の高宮が萩原への放銃を回避した直後、その萩原が松本のアガリ牌をつかみ、ダブ南・ドラの3900点で勝負あり。華のあるプロ雀士たちが繰り広げた紙一重の攻防に、視聴者コメント欄には「いい勝負だった」といった感想が無数に寄せられていた。


 試合後のインタビューで「4位を争うTEAM雷電とKONAMI麻雀格闘倶楽部との直接対決で、終盤戦の山場だと思っていました」と明かした松本は、2019年に入ってから2戦2勝と絶好調。インフルエンザに罹患して欠場となったチームリーダーの多井に向けて、「責任感の強い人なので、大一番に自分が戦えないのは誰よりも悔しいはず。この勝利を多井さんに捧げたい」と熱いメッセージを送っていた。

 Mリーグ最年少の26歳ながら、インタビューや解説時に披露する理知的かつ明瞭な受け答えが絶賛されている松本。個人スコアでも5位につけており、渋谷ABEMASはもちろん、今後のMリーグにとっても欠かせない存在に成長しているのは間違いない。20代のプロ雀士の代表としての自覚を抱いて、若武者は歩みを進めていく。


【1回戦結果】


1着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)4万700点/+60.7

2着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)3万3900点/+13.9

3着 EX風林火山・滝沢和典(連盟)2万300点/▲19.7

4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)5100点/▲54.9


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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