「やっとチームに貢献できた」瀬戸熊直樹、9試合ぶりトップ 苦悩の年末ショックを完全払拭/麻雀・大和証券Mリーグ

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」1月17日の2回戦で、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)が11月26日以来、9試合ぶりの自身6勝目を挙げた。ファイナルシリーズ進出圏内をがっちりと固める会心の勝利に、ついに瀬戸熊の口からもTEAM雷電の“決め台詞”が飛び出した。

 対局者は起家からTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、EX風林火山・勝又健志(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)。高宮のみ1回戦からの連闘となった。


 誰もが認める実力を持ちながら、昨年12月18日には2試合連続で箱ラスという屈辱を味わうなど、長いスランプに苦しんでいた瀬戸熊。しかし大黒柱の瀬戸熊が不調の間に萩原聖人(連盟)と黒沢咲(連盟)がしっかりとポイントを稼ぎ、TEAM雷電はクライマックス進出圏内を維持していた。2人の奮闘に報いるためにも、どうしても勝ちたい一戦。責任感の強い瀬戸熊の闘志が、ここぞという場面で高打点の手を呼び込んだ。


 東1局の親番で、リーチ・タンヤオ・赤・裏の1万2000点を白鳥からアガり好スタートを切った瀬戸熊。しかしこの日の1回戦でラスに終わっていた高宮に、意地の3連続アガリで一気にトップ目を奪われた。南2局1本場を終えた時点で、トップ目の高宮と3着目の瀬戸熊の点差は1万8400点。すでに親番を消化した起家の瀬戸熊にとっては苦しい状況だったが、ここからが“卓上の暴君”の真骨頂だった。


 南2局2本場、瀬戸熊の配牌はドラの6筒が暗刻で3面子が完成している大チャンス手。中継の解説を務めた土田浩翔(最高位戦)も「おお、すごい!」と興奮する中、親番の白鳥から6巡目に先制リーチがかかった。しかし土田が「神の手順」と評した完璧な打牌選択で同巡に追いついた瀬戸熊は、四・七万待ちでためらうことなく追っかけリーチ。白鳥の6・9筒待ちとの両面対決を制し、リーチ・ツモ・ドラ3の8000点(+600点、供託1000点)で高宮との差を6600点差まで縮めた。


 さらに続く南3局でも瀬戸熊が魅せた。8巡目で2・5索子待ちの三暗刻テンパイ、四暗刻イーシャンテンの手を作り上げると、4枚目の三万を暗カン。嶺上牌でアガリ牌の2索を引き上げ、「考えられる限り最高のアガリ」というツモ・嶺上開花・三暗刻・ドラの8000点で一気にトップ目に浮上した。

 瀬戸熊がアガればトップが確定する状況で迎えた南4局では、なんとしてもトップを取りたい高宮が粘り腰を発揮。タンヤオ・ドラ3の12000点(+供託1000点)を白鳥からアガって瀬戸熊を逆転した。高宮まで9600点差と厳しい条件を突きつけられた瀬戸熊だったが、続く南4局1本場でドラを4枚含んだイーシャンテンという圧倒的な好配牌をゲット。この手で6巡目にリーチをかけると、先にリーチをかけていた勝又から一発で直撃を奪い、リーチ・一発・ドラ3・赤の1万2000点(+300点、供託1000点)で再逆転。満貫と跳満が乱舞する高宮とのデッドヒートを制して、見事に復活の勝利を飾った。


 勝利者インタビューで開口一番「ホッとしています」と語り、「久しぶりにチームに貢献できてすごく嬉しいです」とチーム思いの一面を覗かせた瀬戸熊。重圧からの開放感も手伝ってか、萩原からのリクエストに応えて「雷電の麻雀は面白いんです!」と“決め台詞”を初めて披露した。瀬戸熊の照れくさそうな表情に視聴者も大いに盛り上がり、「きたー!」「ついに言ったー!」といったコメントが殺到。ファンを魅了する面白い麻雀を貫いて上昇気流をつかんだTEAM雷電が、熾烈なファイナルシリーズ進出争いから一歩抜け出した。


【2回戦結果】


1着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)5万5000点/+75.0

2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)5万1300点/+31.3

3着 EX風林火山・勝又健志(連盟)8100点/▲31.9

4着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)-1万4400点/▲74.4


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

【1月17日終了時点での成績】

1位 EX風林火山 +354.0(64/80)

2位 赤坂ドリブンズ +249.5(64/80)

3位 TEAM雷電 +44.8(62/80)

4位 渋谷ABEMAS ▲85.5(62/80)

5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲116.6(64/80)

6位 U-NEXT Pirates ▲164.7(62/80)

7位 セガサミーフェニックス▲281.5(62/80)


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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