しびれる条件は俺のフィールド! 7勝目の多井隆晴「最終盤は得意」とタイトル歴に自信/麻雀・大和証券Mリーグ

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」1月25日の1回戦で、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が自身7勝目、チーム20勝目を挙げた。ファイナルシリーズ進出のために、なんとしてもトップが欲しい緊迫したMリーグ最終盤の戦い。数多のタイトル戦を経験してきたチームのエースが、勝負強さを見せつけた。

 対局者は起家からEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)。


 3位から7位までがおよそ100ポイント差と、1回のトップラスで順位が大きく入れ替わる大混戦の中で迎えたこの日の対局。渋谷ABEMASはファイナルステージ進出に向けて、「数え切れないほどタイトルは取ってきた。ゲームメイク、最終盤の戦い方には自信がある」と豪語するエースの多井を1回戦に起用して、チームとして必勝体制で臨んだ。


 多井は親番の東4局で“最速最強”ぶりを見せつけた。佐々木からリーチがかかる中、狙い通りのヤミテンで茅森から平和・ドラ2・赤の1万2000点(+供託1000点)を直撃。するとここから大連荘モードに突入し、流局が続く重たい状況でいち早く手格好を整え、テンパイを繰り返していく。二階堂から河底のみの2000点(+1200点、2000点)をアガった東4局4本場を挟み、5本場でも1人テンパイ。解説の赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)が「完全に多井ペース」と語り、多井本人も「ゾーンに入ってましたね。今日は帰さないぞと思っていました」とどこまでも連荘を続ける勢いだったが、6本場に落とし穴が待っていた。

 連荘継続のために攻め気を見せる多井。茅森から9巡目にリーチがかかる中、イーシャンテンの場面で無筋の八万を勝負。茅森は3巡目に二万を切っており、八万が通った時点で中筋となるドラの五万も通ると確信した多井は、14巡目にドラ切りリーチを決断した。しかし茅森の手は筋読みの効かないシャンポン待ち。ドラの五万でロンされると、裏ドラの表示牌はまさかの「四万」。リーチ・ドラ6・赤の倍満、1万6000点(+1800点、供託1000点)の放銃となり、茅森に続く2着目に転落してしまった。


 しかし、この痛すぎる失点にも百戦錬磨の多井はめげなかった。南2局1本場では、解説の村上いわく「多井史上初めてかも」という1巡目での両面チーという妙手を披露。この勝利への執念が実り、親番の茅森からお返しとばかりにタンヤオ・ドラ2の3900点(+300点、供託2000点)を直撃。トップ目に再浮上してからは危なげない試合運びを見せ、ファイナルステージ進出を左右するしびれる対局を見事に制した。


 多井は試合後のインタビューで開口一番、「すごく運のいい状態から倍満を打った多井隆晴です。守備型なのに倍満を打った多井隆晴です」と“自虐ネタ”を披露。「地球上のすべての人に謝りたかった。あの瞬間にバリカンがあれば頭を刈っていましたね」とユーモアたっぷりに放銃の場面を振り返りながらも、「あの状況だったら次も打つと思います」とドラ切りリーチの決断自体に後悔はないようだった。


 大混戦となっている順位争いの攻略法については、「ボーダーラインの4位にいると狙われるけど、2位や3位だと逃がしてもられる」と豊富な経験からすでに分析済み。個人成績でも3位に浮上した渋谷ABEMASの不動のエースは「必ずファイナルに残って、みんなで笑いたい」と高らかに宣言した。

【1回戦結果】


1着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)3万3800点/+53.8

2着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)2万6700点/+6.7

3着 セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)2万2300点/▲17.7

4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)1万7200点/▲42.8


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月で2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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