“人魚の涙”で甦ったフェニックス 茅森早香の高火力麻雀でファイナル圏内の4位浮上/麻雀・大和証券Mリーグ

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」1月25日の2回戦で、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)が自信7勝目、チーム18勝目を挙げた。1月22日の2回戦で魚谷侑未(連盟)が涙の勝利を挙げて以降、最下位に低迷していたセガサミーフェニックスは直近5戦4勝と完全復活。チーム名通りの不死鳥ぶりで、またたく間にファイナルステージ進出圏内の4位まで浮上した。

 2回戦の対局者は起家から渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、EX風林火山・勝又健志(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)。佐々木と茅森が1回戦からの連闘となった。


 1月22日の1回戦で魚谷がラスを喫した時点で、セガサミーフェニックスのチームポイントは▲305.1。ファイナルステージに進出できる4位はおろか、6位からも200ポイント以上離された最下位という苦境に立たされていた。しかし同日の2回戦で、不調が続いていた魚谷が執念の復活勝利。“最速マーメイド”が涙を流しながら灯した希望の炎を、チームの大黒柱・近藤誠一(最高位戦)がさらに大きく燃え上がらせた。


 1月24日の対局では、近藤が連闘で2連勝を達成。順位は最下位ながらもチームポイントを▲121.7まで一気に回復させ、リーグ最終盤戦を大接戦に持ち込んだ。そして満を持して起用されたのが、鋭い読みと大胆な攻めっぷりで“天才”と称される茅森だ。「監督がデータを取っていて、3人とも連闘のほうがいいとわかった」と茅森が語ったように、それぞれが1日2回の対局を行うというチーム戦術を確立し、一気に上位進出を狙った。


 1回戦では倍満をアガってトップ目に立ちながらも、オーラスで悔しい3着に転落していた茅森。しかし「攻めた結果なのでしょうがない。合計でプラスにして順位を上げられれば」と連闘策ならではの割り切った思考で、ダメージを引きずることなく2回戦に臨んだ。

 東2局ではリーチが空振りに終わり、東3局では佐々木にタンヤオ・赤の2900点を放銃するなど、いまいちリズムに乗れずにいた茅森だったが、親番の東4局で平均打点リーグ2位の高火力を見せつけた。七対子でリーチをかけた佐々木にひるむことなく、終盤の14巡目に追っかけリーチ。するとアガリ牌の三万を一発で引き当て、さらに裏ドラを2枚乗せる荒業を披露。リーチ・一発・ツモ・ドラ3・赤の1万8000点(+供託1000点)で、ラス目から一気にトップ目まで突き抜けた。


 茅森は続く東4局1本場でも6巡目の親リーチで他家にプレッシャーをかけ、危なげない一人旅でリーチ・ツモの2900点(+300点)を加点。南1局で佐々木の跳満ツモが炸裂し、一時は1100点差まで詰め寄られるも、勝負所の南3局で天才的な打牌を見せた。序盤にダブ南と北を鳴いた茅森は、ドラの六万をあっけなく手放し、危険度を下げつつアガリやすさを追求。さらにこの手を無駄ヅモなしで対々和に仕上げ、松本、勝又から相次いでリーチがかかった直後にツモアガリ。ダブ南・対々和という打点を兼ね備えた理想的なかわし手で8000点(+供託2000点)を積み上げ、ラス親を前にトップの座を安泰にした。


 土壇場での会心の勝利に、試合後のインタビューでは「すごく嬉しいです」と輝くような笑顔を見せていた茅森。チームが4位に浮上したことを知らされると、「やったー!」と珍しく喜びを爆発させていた。魚谷の涙に始まり、茅森の笑顔で終わったセガサミーフェニックスの1週間。完全に甦った不死鳥の勢いは、そう簡単には止まらない。


【2回戦結果】


1着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)4万3700点/+63.7

2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万8600点/+8.6

3着 EX風林火山・勝又健志(連盟)1万6700点/▲23.3

4着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)1万1000点/▲49.0


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

【1月25日終了時点での成績】


1位 EX風林火山 +307.6(68/80)

2位 赤坂ドリブンズ +120.9(70/80)

3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲49.5(70/80)

4位 セガサミーフェニックス ▲75.7(70/80)

5位 渋谷ABEMAS ▲89.8(68/80)

6位 U-NEXT Pirates ▲105.1(66/80)

7位 TEAM雷電 ▲108.4(68/80)


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月で2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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