渋谷ABEMAS、ファイナル進出へ青信号 解説・内川プロは「下位チームは非常に厳しい」/麻雀・大和証券Mリーグ

 2月8日に行われたプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」で、渋谷ABEMASが多井隆晴(RMU)の連勝で2位に浮上。上位4チームで争われるファイナルシリーズ進出を濃厚にした。同時に、非常に苦しい立場になったのが5位以下のU-NEXT Pirates、セガサミーフェニックス、TEAM雷電の3チーム。それぞれすでに80試合中78試合を消化しており、残り2試合での大逆転にすべてを懸けることになった。

 試合前の時点で3位につけていた渋谷ABEMAS、5位のU-NEXT Pirates、6位のセガサミーフェニックス、そして7位のTEAM雷電の4チームによる対局となった2月8日の対局。下位チームがポイントを伸ばせばボーダー争いがさらに熾烈になる状況だったが、1回戦、2回戦ともに渋谷ABEMASの多井がトップを獲得。この結果、渋谷ABEMAS以外の3チームが揃って試合前よりもポイントを減らすことに。中継の解説を務めた内川幸太郎(連盟)が「下位チームにとっては非常に厳しい結果になった」と振り返ったように、残り対局数が少なくなる中で一段と困難な逆転条件を課されることになった。


 あらためて現在の順位とポイントを確認すると、首位のEX風林火山は残り2試合で+328.8と連続で箱ラスを引いても充分なポイントが残るため、ファイナル進出は実質的に当確。また2位の渋谷ABEMASも4試合を残しているとはいえ、+178.3からマイナス圏まで転落する4連続ラスはなかなか考えにくい。5位のU-NEXT Piratesとのポイント差も317.5まで開き、また2位に浮上したことで「ボーダー狙い」のターゲットになる可能性も減じたため、ファイナル進出は濃厚な状況だと言えるだろう。


 +68.9で3位の赤坂ドリブンズと+28.0で4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は、下位チームが揃って後退したため大きな恩恵を受ける形になった。赤坂ドリブンズは残り2試合でラスを引かなければほぼセーフティーなポイントを維持でき、同じく残り2試合のKONAMI麻雀格闘倶楽部もプラス圏さえキープしていれば問題ないか。しかし両チームとも最終日の2月12日に対局がないため、4位に位置することで下位チームの標的になるのは避けたいところ。どちらのチームも、2月11日の直接対決を制して「暫定3位」で80試合を終えたいと考えているのは間違いない。


 問題は現在ファイナルシリーズ圏外の3チームだ。2月8日の対局で非常に苦しい状況には追い込まれたものの、▲139.2で5位につけるU-NEXT Pirateにはファイナル進出の可能性が充分に残されている。2月11日の対局で4位になったチーム(おそらく赤坂ドリブンズかKONAMI麻雀格闘倶楽部のどちらか)のポイントを目標に、最終日の2月12日の2試合で連続トップを獲得することが目下の狙いになるだろう。4位のポイントがプラスマイナスゼロ前後ならば、+70ポイントとなる5万点のトップ2回で追い越せる計算になり、まだまだ現実的なラインだと言えるだろう。


 6位のセガサミーフェニックスはかなり厳しい。最終日に4位を目標に戦うのはU-NEXT Pirateと同様だが、現在▲184.0とボーダーになりそうなプラス圏までは100ポイント(8万点)近いトップが2連続で必要になる。Mリーグの記録が8万1700点であることを考えると、同じ2連続トップでもその難易度はU-NEXT Piratesよりもはるかに高い。


 ▲280.8で7位のTEAM雷電は最終日に対局がないため、2月11日の2試合で奇跡を起こすしか道はない。具体的には、特大のトップを連続で獲得し、同時に現在4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部に連続でラスを引かせ、80試合を消化した時点でのポイントで上回ること。そのうえで、最終日にU-NEXT Piratesとセガサミーフェニックスの両チームにポイントで上回られないことが条件となる。TEAM雷電とKONAMI麻雀格闘倶楽部のポイント差は308.8。大きなトップとラスであれば150ポイント以上の差が一気に縮まることもあるため、決して不可能なチャレンジではない。

 長期間のリーグ戦もいよいよ残りはあと2日。ついに3チームが脱落し、ファイナルシリーズに勝ち残る4チームが決定する。その結果がどうであれ、解説の内川が「最後まで各チーム諦めずに、ひとつでもやれることをやるでしょう。それしかないですから」と語ったように、すべての選手が死力を尽くした麻雀を見せてくれるはずだ。


【2月8日終了時点での成績】


1位 EX風林火山 +328.8(78/80)

2位 渋谷ABEMAS +178.3(76/80)

3位 赤坂ドリブンズ +68.9(78/80)

4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +28.0(78/80)

5位 U-NEXT Pirates ▲139.2(78/80)

6位 セガサミーフェニックス ▲184.0(78/80)

7位 TEAM雷電 ▲280.8(78/80)


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月で2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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