“地獄の門番”がこじ開けたファイナルへの扉 62歳・前原雄大、渾身のトップ/麻雀・大和証券Mリーグ

 レギュラーシーズン残り2日となったプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」2月11日の1回戦で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)が自身7勝目、チーム19勝目となるトップを取り、チームを4位から3位へ浮上させた。

 対局者は起家から赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)。渋谷ABEMAS以外の3チームは、全80戦を戦い終えるレギュラーシーズン最終日となった。


 Mリーガー最年長、62歳の前原は「今日はチームのために赤坂ドリブンズより下に行きません」と明確なテーマを掲げ、最終局まで攻めの姿勢を崩さなかった。


 東1局、東・白・ホンイツ・ドラ2で1万2000点を園田からアガった前原は、東場を赤坂ドリブンズより上の着順で折り返した。


 1400点差という僅差のトップ目で迎えた南4局1本場では、3巡目に六万と南のシャンポン待ちでテンパイ。「これはさすがにヤミテンかな」と解説の内川幸太郎(連盟)が戦況をみつめる中、力強くリーチを宣言し、リーチ・ツモ・南で4000点(+300点)をアガってフィニッシュ。ファイナルステージ進出を目指す大事な一戦で、百戦錬磨の実力を如何なく発揮し、勝利をもぎ取った。

 勝利者インタビューでは「ファンあっての僕らなんで、形は不細工でしたけど、勝利を届けられてうれしく思います」とコメントすると「総帥、ありがとうございます」「総帥最高」「ゴジラ前原!」とファンも歓喜した。


 振り返れば開幕から思うようにポイントを積み上げることが出来ず、一時は▲393.9ポイントまで凋落し、長らく最下位と辛酸を舐めていた時期もあった。しかしパブリックビューイング初日となった2018年10月26日、エース佐々木寿人(連盟)がMリーグ初役満をアガる等、2連勝で反撃開始。11月8日には高宮まり(連盟)がバースデー出場で初勝利を挙げ、チームを活気づかせると、12月だけで200ポイント近くもマイナスを減らし「1月には必ず4位以内に入ります」と前原が宣言した通り、ファイナルステージ争いを繰り広げてきた。チームの結束力を強固にしていったその中心には麻雀歴55年、グランパとも称され、プレーイングマネージャーも務める前原がいた。


 佐々木が個人成績最下位と不振にあえいでいた時には「大丈夫!my friend!」と励まし、チーム紅一点の高宮には「高宮は本当に強くなっています。どうぞ応援してあげてください」と息子と孫のような存在となるふたりの成長ぶりを常に温かく見守ってきた。


 全80試合、チーム一丸となって「きちんと攻めてきちんと放銃」を貫き、KONAMI麻雀格闘倶楽部はレギュラーシーズンを+39.2ポイントで終えた。【福山純生(雀聖アワー)】

【1回戦結果】


1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)4万500点/+60.5

2着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)3万700点/+10.7

3着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)2万3700点/▲16.3

4着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)5100点/▲54.9


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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