近藤誠一、夢芝居最終公演 シーズン最終戦でトップ「フェニックスはいつか羽ばたきます」/麻雀・大和証券Mリーグ

 レギュラーシーズン最終戦となったプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」2月12日の2回戦で、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)がトップを取り、個人8勝目、チーム20勝目。チームは6位でレギュラーシーズンを終えた。

 対局者は起家から渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、EX風林火山・勝又健志(連盟)。


 ファイナルステージ進出のためには、U-NEXT Piratesは5万4800点以上のトップ。セガサミーフェニックスは1回戦で茅森が4着だったため、最終戦を任された近藤に残された条件は、19万7700点以上のトップだった。


 実際、Mリーグの最高打点は、1月7日の1回戦でKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)が記録した8万1700点で、この2倍以上の打点が必要だったが、3着以下を引けばチーム最下位に転落するポジションでもあったため「プラスで終われば、トータル6位キープ」という選択肢も視野に入れて臨んだ。

 EX風林火山と渋谷ABEMASの上位2チームがファイナルステージへ持ち越すポイント争いを繰り広げる中、我慢の展開が続いていた近藤にチャンスが訪れたのは南1局1本場。トップを快走する多井からの5巡目リーチを受けながらも同巡テンパイし、追っかけリーチを敢行。これをリーチ・一発・ツモ・イーペーコー・ドラ2で1万2000点(+300点、供託4000点)に仕上げ、トップ目に立った。


 そして迎えた南2局の親番。その顔立ちから俳優・梅沢富美男の持ち歌「夢芝居」といった声援がコメント欄に飛び交い、いよいよ千両役者の登場かと期待が高まったが、小林から9巡目に先制リーチを受けた近藤は、19万7700点以上のトップを取ることは現実的ではないと勇断。「ファイナルシリーズ進出より、チームが最下位にならないことがメインなんですね。近藤という男は冷静ですね」と解説の土田浩翔(最高位戦)が感心する中、親番に固執せず近藤なりのフォア・ザ・チームに徹した。


 そして南4局、ツモ・タンヤオ・ドラ2で8000点をアガり、逆転トップでチーム6位を確定させた。


 2018年は所属団体の最高峰のタイトル「最高位」を獲得(自身4度目)。さらに同年12月には国内最大級のプロアマ大会・麻雀最強戦も制覇したプロ入り22年目の実力派。Mリーグでも最後まで誇り高く戦ったが、ファイナルステージ進出は叶わなかった。勝利者インタビューでは、様々な思いが心中に去来したのか、瞳を潤ませつつ「フェニックスはいつか羽ばたきます」と来期の活躍を誓った。


 最も厳しい条件下で戦わざるを得なかった“最高にして最強”の男。その大立ち回りには、視聴者から「やっぱ近藤さん、最強だな」「夢芝居最終公演」「誠一さんの強さと優しさ、ありがとう」と感謝の言葉に溢れていた。【福山純生(雀聖アワー)】

【2回戦結果】


1着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)3万6300点/+56.3

2着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)3万5000点/+15.0p

3着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)2万4300点/▲15.7

4着 EX風林火山・勝又健志(連盟)4400点/▲55.6


※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会


【2月12日終了時点での成績】


1位 EX風林火山 +281.7(80/80)

2位 渋谷ABEMAS +184.6(80/80)

3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +39.2(80/80)

4位 赤坂ドリブンズ ▲8.7(80/80)

5位 U-NEXT Pirates ▲99.2(80/80)

6位 セガサミーフェニックス ▲170.1(80/80)

7位 TEAM雷電 ▲227.5(80/80)


◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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