萩原聖人の冷静なプロの一打 ファイナル進出大接戦を“助演”/麻雀・Mリーグ

 昨年10月1日から約4カ月半の激闘の末、ファイナルに進出する上位4チームが決まったプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」。レギュラーシーズン最終週では、ファイナル進出の可能性が絶望的な状況下でも、しっかりと卓上の麻雀を打ち続けるMリーガーの姿があった。7位でシーズンを終えたTEAM雷電・萩原聖人(連盟)は、俳優との二刀流で奮闘し、2月11日のチーム最終戦でも意地のトップ。この試合の中で、ファイナルへと進出するチームを左右するような一打を、しっかりと判断していた。

 2月17日に放送された麻雀ニュース番組「熱闘!Mリーグ」の名物コーナーで、インスタントジョンソン・じゃいが解説する「じゃいの眼」で取り上げられたのは、萩原がトップを取った2月11日の2回戦。萩原は5万点を超すトップ目でラス親。南3局1本場、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)の親さえ流せば、トップは確実という状況だった。逃げ切りをはかる萩原は10巡目に鳴きを入れて、1・4筒待ちのテンパイ(役は三役同順)。ところが15巡目、1万5700点持ちの3着目だった高宮から、赤1枚持ちから八万・発待ちのリーチが飛んできた。高めの発はもちろんだが、裏ドラも絡めばあっという間に満貫1万2000点が見える状況で、直後に萩原が持ってきたのは、なんと発。目をつむって切り飛ばしたい場面だが、ここで冷静に雀頭の2索を捨てると、最後はテンパイまで漕ぎ着けた。

 局も終盤、河の状況を見えれば危険牌は浮かび上がってくる。15巡目、他の3人の手牌、計39枚に残りの山も20枚ほど。仮に発を1枚ずつ持ってきていれば、もっと早い段階で捨てられていた可能性は高い。ただ、河に発は1枚だけ。対子で持っている人がいるだろうと、警戒が強まる。また、親の高宮によるリーチだけに、放銃が大量失点につながるリスクも大きいことから「しっかり止める」という判断こそが必要だった。

 日本全国2000人以上いると言われるプロ雀士の中から選ばれた21人のMリーガー。「発止め」は、通常時であれば判断できるところだが、TEAM雷電にとっては、ファイナル進出の望みが断たれた状態での“消化試合”。手拍子で発を切り飛ばしてしまってもおかしくない状況ではあったが、萩原は最後までMリーガーの打牌選択を貫いた。

 この2索切り、実は4位でファイナル進出した赤坂ドリブンズに大きな影響を与えていた。この場面の後、ラス目だった園田賢はオーラスでアガり、逆転で3着に浮上。順位点でのマイナスを最小限に食い止めた。熱闘!Mリーグに出演した園田は「(南3局1本場で)高宮さんにアガられていたら、最終日にPiratesにまくられていたかもしれない」と振り返った。3着とラスは順位点で20ポイント違う。レギュラーシーズン最終戦、U-NEXT Piratesは1回戦で朝倉康心(最高位戦)がトップを取ったことで、小林剛(麻将連合)が大きなトップを取れば逆転4位となっていた。この20ポイントがあるかないかで、逆転への条件は雲泥の差。萩原の一打は、最終日までファイナル進出争いを盛り上げた“助演”の一打だった。


◆Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


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