赤坂ドリブンズ、薄氷踏むもファイナル進出「勝ってこそのチームワーク」を生んだ“激論”/麻雀・Mリーグ

 個人競技として親しまれてきた麻雀が、大規模なチーム戦として、7つの企業がチームを持って戦う「Mリーグ」。10月の開幕から4カ月半に渡るレギュラーシーズンを終え、赤坂ドリブンズは苦しみつつも4位通過でファイナル進出を果たした(3月2日開幕)。園田賢(最高位戦)、村上淳(最高位戦)、鈴木たろう(協会)は旧知の仲であり年齢も近い。だからと言って単に仲の良い“グループ”ではなく、勝利を追及することを目的とした“チーム”として、各々が異なる麻雀観をぶつけ合い、共有しながら、その結果として生まれたチームワークで、ファイナル進出を勝ち取った。

 全80戦の出場回数は、園田31戦、鈴木29戦、村上20戦。出場選手を采配する赤坂ドリブンズの越山剛監督は、レギュラーシーズンを終えた記者会見に同席し「何が一番勝てるのかを模索した時、1人で考えて実行するよりは、それぞれが思ったことを共有し合ったほうが、組織としては強くなる。それでも僕はそうはしないというのもあるが、そういった話し合いを出来たことがよかった」と振り返った。

 リーグ最多となる11勝を挙げ、個人スコア6位で+123.2ポイントを叩き出した園田は「チームワークというのは勝てば勝手に出来るもので、やっていることは考え方の共有で、意識を合わせていくことが重要」と、試合前と試合後にチーム内で思考を共有する時間を積み重ねてきたという。


 10月初旬から1カ月以上トップがなかった鈴木は、最終的には10勝を挙げ、個人スコア9位で+30.1をマークした。「うちのチームは全チームの中で、一番麻雀の話を突っ込み合った。ここはダメとか、これはこっちのほうがいいと本気で言い合った。それが赤坂ドリブンズのカラー」と胸を張った。

 開幕早々に2連勝を飾った村上は「麻雀中、2人(園田と鈴木)が鳴けって言ってそうだなとか、そんなに安全牌を抱えるなよって言ってそうだなとか、めちゃめちゃ考えてしまったところがよくなかった」と打牌に迷いが生じ、2月に入ってからは出場機会が与えられなかった。レギュラーシーズンは▲162.0で終えたが「プロ生活23年、そこそこ結果を出している自分のスタイルについて、僕はこれが正しいと思っていると話しても、2人から違うと言われても変えられないので、ファイナルに行ったら、自分が一番勝てるバランスで卓上に没頭する」とリーチを主体とした門前(メンゼン)高打点という自身のスタイルを貫いて挑むことを宣言した。 

 スポーツ界はもちろん、ビジネスの世界でも“グループ”と“チーム”は似て非なるもの。仲間、集団、群れを意味するグループに対し、チームとは“共通の目的を持つ集団”を意味する。


 世代が近い個性の強い3選手をマネジメントする越山監督は「(思考の共有は)チームが勝っていくためには必要な過程」とMリーグ初制覇という共通の目的に向かって一丸となり、勝利を積み重ね、最高のチームワークを作り上げる覚悟だ。【福山純生(雀聖アワー)】


【レギュラーシーズン成績】


1位 EX風林火山 +281.7(80/80)

2位 渋谷ABEMAS +184.6(80/80)

3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +39.2(80/80)

4位 赤坂ドリブンズ ▲8.7(80/80)

5位 U-NEXT Pirates ▲99.2(80/80)

6位 セガサミーフェニックス ▲170.1(80/80)

7位 TEAM雷電 ▲227.5(80/80)


【ファイナルシリーズへの持ち越しポイント】


1位 EX風林火山 +140.9

2位 渋谷ABEMAS +92.3

3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +19.6

4位 赤坂ドリブンズ ▲4.3


◆Mリーグ 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。


(C)AbemaTV


▶2/26(火)22:00~ 大和証券M.LEAGUE 2018 10月→2月 REVIEW 赤坂ドリブンズ

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