萩原聖人の責任と覚悟「魅せて勝つ。難しいハードルを乗り越えてこそ」/麻雀・Mリーグ

 「Mリーグが出来たことによって俳優業も、より新鮮に取り組めるようになったのが本音です」。麻雀が強い俳優から“俳優兼プロ雀士”へと進化を遂げたTEAM雷電・萩原聖人(連盟)が「Mリーグ2018 朝日新聞ファイナルシリーズ」の最終日となった3月31日の記者会見に臨み、今期を振り返り、来期への意気込みを語った。

 TEAM雷電は萩原、瀬戸熊直樹(連盟)、黒沢咲(連盟)の3人で、一時はファイナル圏内に食い込んだもののレギュラーシーズンを7位で終えた。「結果はひとまず置いておいて言わせてもらうと、麻雀を通じてとても充実した時間を過ごせた」と負け惜しみではなく、まったく後悔も悔いも無いと晴れやかな表情を見せた。しかしプロ雀士という新たな看板を背負ったことの責任は重く受け止めていた。


 その責任とは「僕は魅せる麻雀、雷電の麻雀はおもしろいと言い続けた中で、じゃあ来年優勝しますと言っておもしろくない麻雀で勝つのではなく、おもしろい麻雀を打って、かつ結果を出す。そういう難しいハードルを乗り越えてこそ、我々雷電らしさだと思ってます。だから自分達らしい勝ち方で、来期は結果も内容も、もっともっとこだわっていく」とエンターテイナーとしての覚悟をにじませた。


 この覚悟は、ファンと真正面から向き合ったことに起因していた。「俳優ってファンの方とか世の中の自分を応援してくれている人とかと接する機会を意外と拒否するというか、あまり素を知られないようにして役を作ったりとか、はっきりとしたイメージがつかないほうが、何かの仕事の時には有利になる。30年近くこの世界にいて、若い時は自分もファンクラブをやっていた時期もあったんで、たくさん応援してくれていた人もいたんですけど、そこにそれほど重要性を求めていなかったんですね。若気の至りで。だけど今回は生の声だったり、SNSを通じてだったり、パブリックビューイングを通じてだったり、すべてはファンあってのエンターテインメントだと思いました」とファンの存在に心から感謝した。


 来期のMリーグは10月から始まる。「俳優やっている時と麻雀やっている時はどっちも苦しい。楽しい時期は俳優業でも超えてしまい、本当に苦しんですけど、その苦しさの中に、自分の中では血が通っていて、充実感がある。そういう意味で言えば、どっちも楽しいのかもしれない」と二刀流で戦い抜く覚悟はできている。


 麻雀のプロスポーツ化を目指すMリーグ発足の目的のひとつに、2022年北京冬季五輪での正式種目化がある。その前年、2021年に萩原は50歳になる。「あと2年もすれば50歳になるんですけど、その時に(自分の)やりたいことで、ハードに充実できる人生って、僕自身、想像していなかったんでよすね」と少年のように目を輝かせた。


 萩原の歩むであろう道は、Mリーグにとっても、麻雀界にとっても、そしてオリンピックにとっても、歴史の1ページとなる。そんな輝かしい未来を予見させるに余りあるポテンシャルを存分に感じた。【福山純生(雀聖アワー)】


(C)AbemaTV


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